2011年10月29日
(続)nsswf.dllの透過処理の不具合
◆ 不具合の症状
・nsswf + Flash Player 11では透過処理ができない。
・XP,Vista,7のすべてで発生する。
・IE上では問題なく透過できている。
・Flash Player 11.2(Beta)でも改善しない。
・nsswf上でも透過できる環境がある。
グラフィック処理がオンボードのものは透過できなかったが、ビデオカードのものでは動作したとご報告をいただきました。ただ、こちらの環境ではビデオカードでも透過できませんでしたので、条件がまだはっきりしていません。
こちらで検証した環境は以下になります。
Win7 x64 + GeForce 460GTX
WinVista x86 + Intel GMA 4500MHD
WinXP x86 + GeForce 9800GTX
XPMode + VMware Player
◆ 解決策
現状ではFlash Player 10.3以前を利用することですが、セキュリティ上の観点からもお勧め出来ません。10.3.x以前を利用される場合は、そのバージョンにセキュリティ上の問題が見つかっていないか、よくご確認ください。
◆ nsswfの利用について
お勧めはできません。
新たに利用する場合は十分な検証の上、この問題についてよく把握した上でお使いください。
◆ nsswfの開発状況
nsswfの問題か含め、nsswf側で解決できないか調査中。
今のところ見通しは暗いです。
◆ 補足:Flash Playerの更新時における注意
nsswfが使用しているのはIE用のFlash Playerです。
基本的にIE用を更新するにはIEでAdobeのダウンロードページを開いて更新を行います。
Flash PlayerにはIE用のActiveXコントロールとNetscape互換のプラグインがあります。それぞれはインストーラを含め別々に動作していて、IE用が10.3、Netscape互換のプラグインが11.0の環境もありえます。
Flash Playerが組み込まれているGoogle Chromeについては利用していないのでわかりませんが、Netscape互換か、独自にものになるかと思います。
※前のデザインはテキスト量が増えると読みにくい気がしたので変更しました。
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